各部門の紹介
骨折リエゾンサービス(FLS)
当院では2023年4月にFLS( Fracture Liaison Service)委員会を発足しました。
FLSとは骨がわずかな外力により骨折を引き起こしてしまう脆弱性骨折の患者へ速やかに治療介入する取り組みです。骨粗鬆症による骨折の連鎖を断ち健康寿命の延伸を目的としています。
FLS委員会は医師、看護師をはじめ薬剤師、理学療法士、診療放射線技師、管理栄養士、MSWで構成されており、様々な職種がそれぞれの知見から二次性骨折を予防する為に連携を取り活動しています。
わが国においては、人口の急速な高齢化に伴い骨粗鬆症の患者が年々増加しつつあり、その数は現時点で1300万人と推測されています。特に桐生市は群馬県内にある12市の中でも高齢化率が高く、人口の3人に1人が65歳以上の高齢者となっています。
当院では躯幹DXAを用いた骨粗鬆症の診断、治療効果の判定を行っており、地域医療機関の先生方から骨密度測定のご予約を承っております。また、検査の他、診察や推奨薬の紹介等、先生方の診察のご支援ができるよう対応しております。
ご承知のとおり、骨粗鬆症の治療は中断せず継続することが重要です。退院後も薬物治療、運動療法を安全に継続できるようFLS委員会のスタッフが一丸となってサポートいたします。
各医療機関の先生方におかれましては、是非ご活用いただけますようよろしくお願い申し上げます。