お手軽けんさ
当院は、地域の中核病院として、地域に密着した医療を提供し地域住民の厚い信頼を得るよう努めてまいりました。検査も診断や治療に欠かせない重要な役割を担っているわけですが、さらに地域住民の方々の健康管理も大事な役割ではないかと考えました。 自由診療で簡単な手続きで検査をすることで、ご自身の健康状態を正確に把握し、日頃の健康管理にお役立ていただければ幸いです。
未病という言葉を新聞やテレビで見ることが多くなってきました。未病という言葉は今から二千年前、中国の医学書「黄帝内径」に初めてみられます。病気になってからではなく病気になる前の治療が重要だと書かれています。この考え方は現代医療でも取り入れられ、未病は予防医学の原点となっています。
糖尿病性腎症が原因で、2006年には1万5000人が新規に人工透析を導入しています。新規導入者は毎年600人増加しています。採血に見えた患者さんが“もっと早く病気がわかったなら・・・”と言った言葉に、予防が重要なことを痛感しました。 病気は、静かに少しずつ進行してしまうものです。病気の症状が出る前に、生活習慣などを改善することで、健康を維持できる場合が数多くあります。自分は大丈夫!と過信しないで血液検査を受けてみてください。 また、腫瘍マーカー検査や便の潜血検査、ヘリコバクターピロリ検査など、“がん”の補助診断として使われる検査を行っています。“がん”も早期発見、早期治療で治るものが多くあります。がんのリスクファクターを出来るだけ排除しておくことが大事だと思います。 骨粗鬆症は、閉経後の女性の病気と思われていますが、最近は過激なダイエットによる栄養不足、喫煙や飲酒の習慣、ストレスの増加などが原因で若い人にも予備軍が増えています。骨粗鬆症→骨折→寝たきり、とならない為にも一度検査を受けてみてください。素足を器械に乗せるだけで痛みも無く、5分ほどで済む検査です。 動脈硬化性病変を調べる検査が、首の血管を超音波で診る頚部血管エコーと、足と上腕の血圧比を調べるABIという検査です。どちらも10~15分ほどの検査時間です。
“早い時期にわかっていれば!”という悔しい思いを少しでもなくしたい。そんな気持ちで「お手軽けんさ」に携わっています。
ご注意
- お手軽けんさは、検査により健康状態を把握するもので、診断・治療を目的とするものではありません。
- 健康への不安や体調の異常を感じたら速やかに医療機関での受診をお勧めいたします。
- 16才以上の方を対象とさせていただきます。
- 現在、当院を含め医療機関で診療を継続中の方は、お申込をご遠慮いただく場合があります。皆様のご理解をお願いいたします。
ご利用方法
検査の流れ
- お申し込み:8階健診受付で「お手軽けんさ申込書」に必要事項を記載し、伝票をお受け取りください。
- 会計手続き:1階の7番窓口で料金をお支払いください。
- 検 査:中央検査科採血室へお越しください。担当者がご案内します。
- 結 果:7日以内に郵送でお届けします。
※土・日・祝日の前日に検査された場合に到着が遅れる事がありますのでご了承ください。
受付時間
受付時間:月~金曜日 13:00~16:00
土・日・祝日・12/29~1/3を除く
案内図
問い合わせ先
桐生厚生総合病院中央検査科
桐生市織姫町6-3
電話0277-44-0072(検査直通)
お問い合わせは、受付時間内にお願いいたします。