診療科目・医師の紹介

当院でのお産を希望される方へ

 

お産をお考えのすべての方へ

安心・安全で幸せに満ちたお産を目指して

 

桐生厚生総合病院は地域周産期母子医療センターに指定され、お母さんとお腹の赤ちゃん、そして生まれてきた赤ちゃんの総合的なケアを行っています。

(リーフレット版のダウンロードはこちらからどうぞ)

 

当院では安全・安心なお産を第一に掲げて、診療に取り組んでいます。
1. 産婦人科医、小児科医が24時間体制で常駐し、常に連携して対応します。
2. 専門性の高いアドバンス助産師が8名と多数在籍し、産婦人科スタッフは全員が公認の新生児救急蘇生法認定者であり、お産や赤ちゃん蘇生などの技術向上に努めています。
3. 分娩時に緊急で止血処置や輸血が必要になった際にも、総合病院なので集中治療室(ICU)等と連携して全身管理を行うことができます。
これらの体制を整えることで、24時間体制で合併症妊娠や早産など、リスクの高い妊娠・出産にも対応できます。帝王切開や難産などリスクのある赤ちゃんの出産には、小児科医が立ち会います。赤ちゃんに治療が必要な場合でも、院内の新生児未熟児センターNICUで治療しますので、お母さんはすぐに赤ちゃんに会いに行けます。

 

✤妊娠中のケア✤

産婦健診
お母さんの健康状態の確認と、超音波検査で赤ちゃんの発育や元気さの確認をします。問題があれば、当院の小児科や県内の高次医療機関と連携して安全なお産ができるように対応します。


助産師外来

妊娠経過に問題がない16週以降の健診は、助産師外来と医師外来のどちらかを選ぶことができます。

助産師外来では安心して妊娠生活を過ごせるよう、妊娠中の心配事、出産、育児に関する質問や相談を助産師がお受けしています。

母親学級
お産に向けての色々な準備をお話しします。
偶数月の水曜日
13:30受付 14:00~16:00
担当:助産師・小児科医・栄養士・薬剤師
第1水曜日はマタニティヨガ

 

曜日 対象 内容
第一水曜日 妊娠21週頃までの方 妊娠中の栄養や生活
乳房ケア
マタニティヨガ
第二水曜日 妊娠22〜27週頃の方 小児科からのアドバイス
妊娠とお薬
妊娠中期以降の生活
第三水曜日 妊娠28〜34週頃の方 お産の準備
赤ちゃんの生活
産後の生活
第四水曜日 妊娠32週以降の方 お産の経過と呼吸法
入院案内

 

 

✤お産に関して✤

お産が近づいてくると、赤ちゃんに会える期待と同時に、陣痛の痛みなどの不安を抱えているお母さんもおいでと思います。
当院では、お母さんお一人ごとのご希望をお聞きしながら、バースプランを考えて行くようにしています。お産のときには助産師が傍に寄り添い、呼吸法やお産の進み具合をお伝えしながら、安全・安心にお産していただけるようにサポートします。
立ち会い分娩も行っていますので、パートナーまたは実のお母さんに付き添っていただけます。

 

✤お産の入院生活✤
こんなときはお電話ください
• 破水感〜サーっと水のような、生あたたかいものが出たり感じられたとき
• 陣痛発来〜陣痛(生理痛より強い痛みで、下痢のような感じ)が10分ごと、または、1時間に5〜6回認められたとき
• 規則的にお腹が硬くなったり、強いお腹やお腹の下の痛み
• その他、いつもと違う変な感じがしたとき
妊娠36週までの方・・・0277-44-7171(代表)で救急外来まで
妊娠37週以後の方・・・平日の8:45〜17:30は上記の救急外来まで
夜間や休日は「お産の入院案内」に記載の4西病棟直通番号まで

母乳育児支援
なるべく母乳で育児できるように、経験豊かなスタッフがサポートします。

赤ちゃんの診察
平日は毎日、必要があれば夜間・休日も小児科医が赤ちゃんを診察しています。

✤退院後のサポート✤

助産師外来
産後の助産師外来では、おっぱいの出ぐあいや乳房トラブル、乳房マッサージや飲ませ方などの一般的なサポートだけでなく、身体の回復や気持ちについても相談していただくことができます

 

2週間健診

お産後だいたい2週間は赤ちゃんのこと、授乳のことなど不安や悩みが多い時期です。
当院ではこのタイミングでお母さんと赤ちゃんの健診を行っています。
お母さんは、産後の気持ちについてのアンケート、体重や血圧測定、助産師が育児で気になることを伺います。
赤ちゃんは授乳の様子や体重測定、皮膚の黄疸の検査などを行います。
必要があれば産婦人科医や小児科医が診察します。

1か月健診
お母さんの産後の体の回復を確認し、赤ちゃんの育ちが順調かなども見てゆきます。
赤ちゃんは身体測定、小児科医による診察と育児などのアドバイス、ビタミンK2シロップの処方などです。
お母さんは、体重や血圧測定、産婦人科医の診察、助産師の育児相談などです。

産後ケア事業
出産後の家庭での育児は疲れますし、気持ちの浮き沈みや疲労感も強いものです。
当院は桐生市、みどり市、足利市に住所がある出産後4か月未満のお母さんとお子さんを対象に、日帰り型(デイサービス型)と宿泊型(ショートステイ型)の産後ケアを提供しています。
赤ちゃんのお世話をひとときスタッフに委ねてお母さんは一休み、助産師による乳房ケア、授乳や育児の相談など、お母さんのご希望にそって、こころ・からだ・育児をサポートします!
利用料金は3食を含めてで、自治体の補助があり比較的安価でご利用いただけます。詳しい内容は市町村の担当部署や当院助産師にご相談ください。

✤小児科との連携✤
毎週、産婦人科と小児科でカンファレンスを開き、妊娠中のお母さんと赤ちゃんにトラブルがあるばあいのベストのお産のタイミングを相談しています。
院内に24時間小児科医が常駐していますので、難産で赤ちゃんがつらそうなときや帝王切開にはお産に小児科医が立ち会って、赤ちゃんに必要な対応を適切に行える体制です。

✤入院費用の目安✤

お産の種類 費用の条件 概算額
正常分娩 入院日日中に分娩して、6日後に退院した場合 約50万円
帝王切開 手術前日に入院して日中に手術、8日後に退院した場合 約35万円

出産育児一時金の直接支払い制度をご利用ください。詳しくは医事課までお問い合わせください。また、個室料金は別途頂戴しております。
✤よくある質問✤
Q 紹介状は必要ですか?
妊娠しているかどうかの確認での平日日中の受診は紹介状不要です。選定療養費(7,700円)はかかりませんが、初回の診察は自費となり、妊娠検査やエコー検査の実費5,000円程度をご負担いただきます。なお、夜間休日の初診の際は選定療養費がかかります。
すでに他の病院で妊娠確認などがお済みの場合は、紹介状を持参ください。紹介状をお持ちでない場合は選定療養費(7,700円)をお支払いいただきます。

Q 誰でもお産ができますか?
お産のリスクが高い方だけでなく、当院で出産を希望されるすべての妊婦さんに対応しています。

Q 分娩の予約は受け付けていますか?
分娩予定日が決定しましたら、分娩予約を受け付けております。

Q 里帰り出産を受け付けていますか?
里帰り出産を積極的にお引き受けしています。お電話で受診を予約いただき、かかりつけの医療機関の診療情報提供書(紹介状)を持って、妊娠34~35週(ふたごの場合は30週) に受診ください。

Q お産の立ち会いはできますか?
立ち会いはできますが、院内感染対策上、お母様かパートナーのうちお一人に限らせていただいております。